教会所報  
あずまのひもろぎ6月号
 

 

教主様御親教(下)

 
 
 
平成二十六年四月十三日 

 我々にとってお祓いをあげるということは“祈り”なのです。どの宗教にも共通する最たるものは、祈りでありましょう。祈りなき宗教はないといっても過言ではありません。最近、親しくさせてもらっている村上和雄という方がいます。同じ時代に京都にいたというだけの(よしみ)親しくしてもらっている筑波大学の名誉教授で、遺伝子の研究で世界的な権威の方です。その方が笑いが大切だと、笑いは遺伝子の働きを旺盛にする、スイッチオンになるのだと言われます。さらに遺伝子の働きのスイッチをオンにするのは “祈り”なのだと。実は教祖神は「笑いは祓い」、「祓いは神道の首教なり」と、神道という日本古来の信仰の一番大切なところは “祓い”であり、しかも「祈りは日乗(ひの)」だと仰っています。最近では病院でお医者さんが患者さんの陰気になった心を開くため笑い療法士までできているそうです。筑波大学名誉教授村上和雄、京都府立医科大学教授棚次正和「人は何のために祈るのか」という本が送られてきました。その本の中で祈りに秘められた大きな力の実例があげられ、教祖様の逸話も紹介されています。「笑いは祓い」、「祈りは日乗り」そういうところを科学者である彼から教えられ、良い意味でショックを覚えました。

 道の理に「御陽気をいただきて下腹に納め天地と共に気を養う」とあります。なぜ下腹なのか。こここそ一大事で、実は二百年前の教祖神ご立教の時の御日拝で、感激のあまり思わずお日様を、その御光を呑み込まれた、そのとき大感激のうちに昇るお日様とご自分とが一つになったのです。それは、言葉に言い表し難い宗教的な神秘体験をされた感動の時でありました。この時の確信があればこそ今日の教団があるわけです。それは何の確信かといいますと、我が本体はあのお日の出に現れる大御神様の分心という分霊(わけみたま)鎮まる、いわば大御神様が本家で我々一人一人が分家の主だという確信であります。これは実に大きな確信です。有り難い確信です。宗教という宗教にこれまた共通するのは、決して人間心と体だけなく、心の中の心の働き、それを魂と言ったり御霊(みたま)と言ったりするわけですが、その働きを信じるところにあります教祖神は、日本古来の天照大御神、神話の世界から解き放ったといえば失礼ですが命の大としての天地大自然の大としての天照大御神をお日の出の中に見出されて、しかもそのお日の出の御光を呑み込むことによってその本体が我が下腹に鎮まっているという確信を感激の中に得られたのあります決して別物ではなく、祈りは日乗りということで下腹からの湧き出るような祈りの中に一つになっていくのです千年の歴史を持つといわれる大祓詞を黒住教の教祖ほど数多くあげた方はいないと仰る方があります。御神幸奉仕の教師たちがそれぞれ天地のご安泰という大きな願いを持っての祈りの時をつとめてくれたわけですが最後は、それすらも消えて有り難い以外なかったと申します。そういうところに至ってこそ祈りの真実態を掴み得たといえましょう

 二百年前の教祖神のご確信、大御神様のご分霊が鎮まるご分心をいただいているという確信、なかなかそれは自分では自覚し難いものですが、自分にも人様にもその尊いご分心がお鎮まりになっているということを、自分で自分を教育しながらつとめていくことが大切です。それは、教主という立場を超えてしみじみ感じるようになりました。

教祖神はそこのところを身をもって教えて下さっています。まず一つが、有名なご逸話です。ある時、岡山の東の方に今は赤磐市になりましたが旧山陽町に砂川という川があります。大雨の後で川の水が土手までいっぱいで、そこに板橋がかかっていました。その板橋を渡って向こう岸へ行かれようとした時、橋の上で板がぐらっと揺れたわけです。誰でもひやっとしますよね。向こう岸に着いた時に我々なら、ああ良かったとなるところですが、教祖神はどうされたか。天を仰がれ、「申し訳ありません、大御神様あなた様のご分心を傷つけてしまいました。どうぞお許し下さい」とお詫びしておられます。この詫びるというのが祓いです。しかも、向こう岸へ着いたお宅で皆さん方が待っておいでの前で「私は先ほど大失態をやらかしました。砂川を渡っている時に橋がぐらっときて、それだけのことでお心を痛めました。日頃お心様の大事を説きながらまことにお恥ずかしい次第でした」と、涙をこぼさんばかりに皆さんの前で言われて下がられた。皆、なんともいえない感動に包まれたということから、このご逸話が今に伝わっているわけです。すごいことでしょう。

 もう一つは、教祖様はご在世中よく外へお出ましになられていました。お帰りになるとその度に奥様がお茶をお出しになる。そのお茶を出される奥様を拍手を打って拝んでお茶をいただかれた。ある時、門人の一人が「失礼ながら、先生様は御神前に拝まれるのと同じように奥様を拝まれる。どういうお心づもりでしょうか」と尋ねました。江戸時代ですから、士農工商、男尊女卑の時代です。不思議に思われたのです。その時、教祖神が仰ったのが「かねてお話しするように、私たちはみな大御神様のご分霊をいただいた尊いご分心の鎮まる神の子である。我が妻といえども同じ神の子。その神の子たる家内が真心込めてお茶を出してくれる。その心は神ごころそのものではないか。その心に手を合わせるのは当然のこと」と言われ、尋ねた門人が恐縮しきったと伝えられています。しかし、これもなかなかできるものではないですね。その元は、お互い下腹に大御神様の分霊が鎮まっているのだという確信から始まっているのです。

 どうぞこの二百年の年に、改めてなぜ二百年前に黒住教が誕生したかというところに思いを馳せていただいて、なかなか難しいところですが、教祖神に、その生き方にまねていきましょう。まねるのがまねびで、まなびです。御瀬踏(みせぶ)みに従うと申します。なされた道を、跡を従って行く。なにも従属するのではない、人としての生きようを、今の時代にこそ大切なところ身をってお示し下さっているところを有り難くいただきながら秋の大祝祭を迎えましょう。

 有り難うございました。     拍手

 

[文責「あずまのひもろぎ」編集係]





■トピックス

◎まることボランティアの日

晴天に恵まれた五月二十四日(土)、全国教会所一斉社会奉仕第十六回「まることボランティアの日」として、所長先生(副教主様)とお道づれが心一つになり、わが国最初の本格的な重症心身障がい児施設である社会福祉法人「島田療育センター」に於いて草刈に汗を流し、奉仕の誠を尽くしました。

 

◎第十一回

  「はらから・デイ・トリップ」

五月二十五日(日)、第十一回「はらから・デイ・トリップ」を開催しました。

江東区の清澄白河駅に集合した参加者は、江戸時代末(天保年間)の深川佐賀町の町並みを実物大で再現した「深川江戸資料館」を見学し、明治の代表的な「回遊式林泉庭園」である「清澄庭園」を散策。その後「深川の八幡様」として親しまれている「富岡八幡宮」に参拝して、新緑の江戸情緒を楽しみました。

散会後には、有志の方々と所長先生をお囲みしての懇親会。こちらも、有り難くも楽しいひとときとなりました。

 

◇養心塾東京講座

「道の端緒(はじめ)」のご案内

教会所を会場にした「養心塾東京講座“道の端緒”」の第六期を開講します。

第六期開講日時

(たん)」の講 七月二十一日(月・祝)

(しょ)」の講 八月二日(土)

いずれも午前九時四十五分受付で、午後五時修了です。

※受講希望、お問い合わせは教会所まで









■掲示板


◎大祓大祭

六月二十二日(日)午前十一時 祭典

日本の伝統行事として、古来、祓いの神事はもっとも大切に行われ、特に教祖神が祓いの真理、わけても心の祓いの大切さを説き明かして下さいました。

ご家族お揃いでご参拝下さい。

有るものは皆吹はらえ大空の

なきこそおのがすみかなりけれ

         (御神詠 六十三号)

 

☆「形代(かたしろ)」のご案内

当教会所は岡山・大元宗忠神社の東京分社でもありますので、大元・宗忠神社の「形代(かたしろ)」をお送りいたします。

各家庭お一人一枚ずつに「干支」と「お名前」をお書き下さい。そして気息(いき)を吹きかけ、身体をなでて心身の汚穢(けがれ)を祓い移し、御初穂を添えて教会所へお持ちいただくか郵送して下さい。大祓大祭当日神事で祓い、重ねて大元・宗忠神社でも「大祓い夏まつり」(七月日)にてお祓いしていただきます。

(「形代」の枚数が足りない方は教会所へご一報下さい。必要な枚数をお送りいたします)

℡ 03‐3795‐4142

 

☆大祓大祭に併せて所長(副教主様)

御祈念の「おかげ」を戴きましょう

教祖宗忠神からの道統を継がれる副教主様から直々にお取り次ぎをいただける御祈念(御初穂料一万円以上)をお申し込み下さい。

大祭当日は、準備等で十分な時間がありませんので、事前にお送りいただきますようお願いいたします。            

(FAXでも結構です)

 

 

◎婦人会だより

*大祭前日奉仕 六月二十一日(土)

*七月の予定

  ・例 会 七月三日(木)

         午後○時三十分~

大祓大祭前日の六月二十一日には、婦人会の皆様によるお直会作りや諸準備等の奉仕があります。会員以外の方で教会所の清掃等お手伝いいただける方はご協力お願いいたします。

 

◎六月は

 「ありがとうございます運動」推進月間です!

その名の如く、日々生かされてあることに感謝し、一層『有り難うなる』(感謝と感激の心を養う)ための信仰運動です。推進月間奉賛袋を同封しております。日々の感謝を込めてご奉賛下さい。

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