12月の御教え
 













有り難や我日の本に生まれ来て


その日の本を知ると思えば (御歌四九号)

















《解説》




 






 「『日の本』の『の』は、“主格”を示す『の』と理解することができる」という示唆(しさ)に富んだ見解を知ると、教祖様の説き明かされた道は「『日の本』の道」と明言できます。いま「教祖様()説き明かされた道」と表現した「の」が、まさに“主格”の「の」で、「が」と置き換えることができる「の」です。


 昇る朝日を拝して天命直授(てんめいじきじゅ)という神人一体の境地に至った教祖様がお悟りになった道は、「『日が本』の道」、すなわち「『日の本』の道」でした。それは、「太陽、とりわけ日の出の太陽に顕現(けんげん)される万物(すべて)を生かし(はぐく)む親神が天照大御神であり、人は天照大御神の分心(わけみたま)をいただく神の子」という教えの核心を確信して、「心の神」たる分心の鎮まる座所である自らの心を祓い清めて、“お日さま”のように、丸く、大きく、明るく、あたたかく、(たくま)しく養い鍛える「心なおし」を修行とする道です。


 「日が本」なればこそ、「祈りは日乗り」、「おかげは日の御蔭(みかげ)」、「人は『日(とど)まる』の義。『日と(とも)にある』の義」であり、天照大御神様、ご一体の教祖宗忠の神様、そして日の御子たる天皇様、さらには八百萬(やおよろず)の神々や、ご先祖の御霊(みたま)様と私たちの間柄は、大きな親子の関係であることを有り難く知ることができるのです。


 古来「日の本つ国」と称され、日の丸を国旗としてきた日本国にあって、本教ほど“お日さま”にまっしぐらな宗教教団はありません。「日の教え」を鮮やかに表した教旗を掲げて、壮大なお日の出を求めて百六十年の歴史に区切りをつけて「お日の出の(さと)・神道山」に遷座して三十六年。この三十六年という時間は、教祖様の天命直授からご昇天の時までの時間と同じです。そして、今までも、これから先も、最も大切な祈りの時は昇る朝日に毎朝祈りを(ささ)げる日拝です。


 「『日の本』の道」を正々堂々と歩むお道づれ各位とともに、四年後の「黒住教立教二百年」を力強く迎えようではありませんか!