1月の御教え
 














天照らす神のみ徳は天つちに


みちてかけなき恵みなるかな(御文八五号)


















《解説》




 







「天地自然の中のすべての生命の大元は、天照大御神です。大御神は万物の親神で、そのご陽気(ご神徳)は天地に満ち渡り、すべての生き物が御光(みひかり)と温もりの中で生成養育されて()むときはありません。実に有り難いことです」(「道の(ことわり)」現代語訳: 「道端感謝」より)


 文化一一(一八一四)年一一月一一日の冬至(旧暦)に、昇る朝日を拝して神人一体の大悟の境地に至った教祖宗忠様が明らかにされた神観は、古来太陽神と皇祖神とに限定されていた天照大御神を、森羅万象すべての親神として普遍化して、太陽、とりわけ朝日は大御神の顕現した御心であり、皇祖に(とど)まることなくすべての生命の大元が大御神であるという、それまでの世界観を超越して包括した、雄大で単純明快な実に分かりやすい哲理です。天地を創造・主宰する神の存在を説く教えは数多くありますが、その顕在(目に見える存在)として「日の神」を信奉する本教の信仰は、“お日さま”、“お天道さま”に手を合わせてきた「日の本つ国」であるわが国の信仰伝統の正道を受け継ぐものであり、地球上のすべての人々が理屈抜きに受け入れられる真理です。


 いかに科学技術が発達しても、人為的な力が自然のはたらきの足元にも及ばないことは明らかです。そして、信仰の有無とは関わりなく、私たちは(はる)か昔から地球上の自然の一部として生を受け、生かされ(はぐく)まれて生きて来ました。その母なる地球が太陽系の奇跡の星として存在する以上、少なくとも地球上のすべての存在にとって太陽がその大元()であることは疑いようもありません。


 この太陽、とりわけ東の空に昇る朝日を“天照大御神の御心”と(あが)めて、その生成発展のエネルギーを、一切万物の親神である大御神の御徳(ご神徳)と称え崇めるのが私たちの信仰です。世界に凛と満ち渡るご神徳に、純粋素直に感謝のできる現代人でありたいものです。


(もと)を忘れまいぞ。その本と申すは、(かしこ)くも天照大御神の御事なり。誠に尊きこと極まりなく、有り難きこと限りなく、天地の間一切を生じ、一切を主宰(つかさど)り、一切を()(たま)う、大御神にまします」(伝御文)